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1日目 2006/08/03 神奈川-羽田空港-新千歳空港-白老
今年も来ましたよ北海道!いよいよ長い旅が始まる。
部員の胸中は…それぞれ(笑)
苫小牧にて先発の一年フェリー組と合流後、一路、緑の都、盛岡へ!
北海道を南下。
初日は最高でした。
北海道特有の満天の星空を堪能しながら、最高のディナーをいただく。
今日出会ったおじさんのご好意に甘えて、北海道の海産物をいただく。
もちろん話も弾む。
まさに自然と一体となった気分。全てが満ちていく。
これだから旅は止められない。
いま、2006年の合宿が始まる。
2日目 2006/08/04 白老-室蘭-豊浦 3日目 2006/08/05 豊浦-長万部川-八雲 4日目 2006/08/06 八雲-函館
合宿二日目。今日はさらに西へ。
それも北海道の魅力のひとつ。
室蘭通過後ちょっとした小雨に見舞われるが、
疲れている僕らにはそんな小雨さえ心地よい。
小さなスコールが、紺色の雲とともに流れていくのが見える。
豊浦で見つけたキャンプサイトからの夕暮れは忘れられない。
夕日と噴火湾のコントラスト。
ここでしか見えない最高の景色。
朝いちで少し大きな峠をクリアすると
そこに広がるのは本当の北海道。
おそらく10キロは直線のこの国道は
見渡す限り何もない。
試される大地、北海道。
ただ見えるのは北海道の山々と、噴火湾、そして寂れたガソリンスタンド。
でも一見何もなく、くたびれてしまいそうなこの道も、きっとどこかへつながっている。
噴火湾からのsea breezeは、優しくペダルの後押しをしてくれる。
旅の途中で見つけた名もなき船着場は、絶好の休憩の場。
防波堤からは、さっきまで走っていた海岸線と、これから目指す函館までを一望できる。
ここでしか見えない最高の景色。今日も会えたね。
おそらく日本有数の夜景が楽しめる街、函館。
4日目にしてとうとう到着。港町であるこの街は、
さっきまで“北海道”にいた僕たちには少しやっかいなところだ。
買い物をする場所が見つからない、泊まる場所が見つからない。
そのせいか、ちょっと疲れた気分になる。
しょうがなく海岸でたたつんでみると、なんともいえない気分になる。
ようやく見つけたキャンプ地で、ちょっと遅い夕食。
たまっている洗濯物は今日中に片付けよう。
明日はイカ墨アイスを食べた後、フェリーで海を渡ろうね。
5日目 2006/08/07 函館-青函フェリー-青森
青森は本州のゲートウェイ。
今日はどうやらお祭りのようだ。
街がにぎやか。
夜には花火も見える。
そんなこの街を、今日も多くの旅人(たびんちゅ)が過ぎてゆく。
青森港では、これから北の大地に渡る旅人がフェリーを待つ。
函館港では、北海道の旅を終えた、たびんちゅが
新しいフィールドへと足を進めるため、船に乗る。
行く先はそれぞれ違うけど、皆持っているものは同じ。
ここでしか出会えない、人。
またどこかで逢いましょう。
6日目 2006/08/08 青森-八甲田山-奥入瀬渓流-十和田湖
辛い。しんどい。疲れた。
もう何回こんな言葉を心の中でささやいただろう?
休憩まだ、なんでこんな…
いいたくても言えない。
青森から十和田へ続く笠松峠は、最高標高点1040m。
昨日海と同じ高さにいたわけだから、標高点の分だけ上らなくてはいけない。
けど上った後には下り道と最高の景色が待ってるよ。
奥入瀬渓谷の水は冷たい。
十和田湖から続くこの渓谷の風は冷たい。
夕日が見える頃、十和田湖に到着。
7日目 2006/08/09 十和田湖-田浦
昨日の夜のおしゃべりは楽しかったね。
まさか君がそんな趣味を持っているなんて!
おまえそんな経験あるの??
その話の内容は、乙女の像に託しておこう。
また来たときにきっと思い出すよ。
でもなんでこの町何もないの?
スーパーのひとつやふたつ、あったっていいじゃない?!
それに温泉や銭湯さえもないよ。
しょうがない、今日はおっきな風呂でひとっぷろあびますか!
今日は朝から十和田湖にダイブしたから、やっぱり風呂に入りたいよね。
そうそう、今日も星がきれいだね。
開放的な風呂から眺める星空は、最高だね。
今しか出来ないこと、あるよね。
8日目 2006/08/10 田浦-小岩井-盛岡
9日目 2006/08/11 盛岡-盛岡駅解散
盛岡からは、皆それぞれの方法で家路に付きました。
ある人は新幹線、ある人は青春18切符を使って鈍行。
ここまで文章を書いてくれた村井さんは、茨城の実家まで更に走ったそうな。
皆さん本当にお疲れ様でした。
本文 村井 寛俊
構成・挿入文 安藤 綾司